お知らせ

Ri-oneが RoboCup@Home Education Online Challenge 2020にてBronze Award受賞

谷口忠大教授と萩原良信講師が顧問を務める、立命館大学情報理工学部のプロジェクト団体Ri-oneが、RoboCup@Home Education Online Challenge 2020、Open Platform, Open CategoryにてBronze Awardを受賞しました。応援してくださった皆様、ありがとうございました!以下、萩原先生からのコメントです。

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6月27~28日にオンラインで実施されましたRoboCup@Home Education Online ChallengeにおいてRi-oneがBronze Awardを受賞しました。

多くのロボット競技会が延期・中止される中、オンラインで実施された競技会での受賞という明るいニュースです。

RoboCup@Home Education Challengeは、世界最大規模の知能ロボットの競技会であるRoboCupのリーグの一つで、家庭環境で人の生活を支援するロボットとAIを競う@Home Leagueにおける教育イニシアティブのサブリーグになります。

2015年にRoboCup Japan Openで第一回が開催されてから世界に展開しており、今年はオンラインでの開催にも関わらず世界中から24チームが参加しました。

RoboCup @Home Education Challenge: https://www.robocupathomeedu.org/challenges/robocuphome-education-online-challenge-2020#h.p_qp7jd9jh4Tl_

Ri-oneが参加したのは、RoboCup@Home Education Online Challenge 2020 の Open Platform(使用するロボットを指定しないリーグ)の Open Category(参加年齢条件が無いカテゴリ)になります。

RoboCup@Home Education Online Challenge 2020, Open Platform, Open Categoryにおける受賞チームは以下になります。

Gold Award 1位: University of Leeds (UK)

Silver Award 2位: University of British Columbia (Canada)

Bronze Award 3位: Ritsumeikan University (Japan) Ri-one
 ※名門大学の中でRi-oneの受賞は立派だと思います。

Ri-oneは、スマホから操作、対話できる家庭用生活支援ロボットを提案し、家庭環境での自律移動やROSを用いた実時間性の高い通信システムをFinalsのデモンストレーションでアピールしました。Finalsでは、ロボティクスに関係する大学や企業の研究者が審査委員として各チームのデモンストレーションとプレゼンテーションを評価し、全審査委員からの評価の平均点で競われます。審査の結果、Ri-oneが提案したソリューションと構築したシステムが評価されての受賞となりました。

Ri-oneは、コロナ禍の中で下宿にロボットも持って帰ってオンライン会議などのシステムを使って開発に取り組んだと聞いております。Finalsのデモも彼らの下宿の部屋で実施されていたようです。私は同競技会の審査委員を担当しておりましたが、各チームとも使える資源が限られた中で学びたい、挑戦したいとの強い思いで様々に工夫して参加しており、彼らの情熱と努力に敬服するばかりでした。

授賞式の様子が以下のRi-oneメンバーのツィッターで確認できます。
https://twitter.com/hiro_trifle/status/1277246627292446721
https://twitter.com/ItoMasaki_ROS2/status/1277240476257538050